リーダーたちの部屋 東京版

皆さんこんにちは。「リーダーたちの部屋」進行役、わくわく不動産の倉沢です。
第2回目となる今回は個人事務所を立ち上げ活躍されている司法書士の海埜千果(うみの ちか)さんにお越しいただきました!

(インタビュー:2015年12月15日)

うみの事務所 司法書士
海埜 千果 (Umino Chika)

昭和57年生まれ。青森県出身。
東北大学法学部卒業。

平成19年司法書士資格取得後、勤務司法書士を経て、平成26年独立。

ずっと成長を続けられる今の仕事に満足!

倉沢 はじめまして。今日はよろしくお願いします。

海埜 こちらこそよろしくお願いします。

倉沢 まずはどうして司法書士になろうと思ったのか教えていただけますか?

海埜 司法書士になるぞ!っていうのは実はなかったんですよね。ただ、勉強するってことが趣味みたいなところがありまして。大学の時は法学部だったんで、最初は司法試験を念頭に置いて勉強していたんですけど、さすがにちょっとこれは限界だなと思ったんですね。でも、そろそろ資格っていう目に見える形で結果を残しておいたほうが親も安心かな?というところで、司法書士の資格を取ったんですね。で、その流れで司法書士をやらせていただいている状況です。

倉沢 なるほど。

海埜 この仕事をやっている限りずっと勉強をし続けなきゃいけないんで、まあなってよかったなと思うんですよ。知識を入れて成長していくっていう部分が好きなものですから。

倉沢 理解できますね。勉強が好きというのは。あ、自分はしてませんがね(笑)

海埜 (笑)好きなものを追求しているうちに、このポジションになっちゃったっていう感じですね。

倉沢 なるほど(笑) 司法試験は何回受けられたんですか?

海埜 3回受けて3回落ちたんです。で、そうこうしてるうちに、みんなが就職活動に行くじゃないですか。でも私が普通に就職するっていうことは全然考えなかったんですよ。なぜか。だから、ある意味で好きなポジションに就けたかな?っていうふうに思ってはいます。

倉沢 じゃあ今は仕事環境は快適と。

海埜 そうですね。仕事をやっているとやっぱりわからないこともありますので、いちいち人に聞いたり調べたり、勉強勉強で成長していくんです。そこがやっぱり自分の満足っていうところでは一番いい職業だと思うんですよね。で、そうやって自分を満たしていくと、お客さんに還元できるし、役に立つんだなっていうのが最近わかってきましたね。

倉沢 で、もう独立をされたわけですよね。

海埜 はい。

倉沢 おめでとうございます。

海埜 あ、ありがとうございます(笑)今、独立して2年目ですね。

倉沢 失礼なことをお伺いしてよろしいですか?

海埜 はい。

倉沢 今おいくつでいらっしゃいますか?

海埜 私、今33歳です。

倉沢 お若いですねぇ~!

海埜 いやー、決して順調ではないですね。で、いろいろあったから、今は目の前の人を大事にしていこうと。仕事でもプライベートでも。目の前の人にできることをやってあげて、それで返ってくるものがあったらいいかな?っていうとこですね、今は。

倉沢 本当にそうですよね。先生のお客様はどのような悩みを持たれているんですか?

海埜 仕事としては登記なんですよね。だから、登記が必要になったお客様と不動産屋さんの紹介で繋がったりとか、税理士さんの紹介で繋がったりするっていうことが多いんですよ。税理士さんの先にいるお客さんっていうのは、結構相続のことを心配されている方が多くて。「どれくらいかかっているのかなあ?」とか、やっぱり心配されているんですよね。

倉沢 そうですよね。

海埜 そこでやっぱり、まず税理士さんがいらっしゃっていろいろ相談に乗ってるんですけども、一応私はそこで「遺言は書いたほうがいいよ」とか伝えたりして。あと後見制度とかもやってまして。あと他にも家族信託っていうのもあります。こちらは今結構流行ってきてはいるんですね。ちょうど今も1件、2件とやっているところです。それが一応相続関係のお悩みにはなりますね。

倉沢 なるほど。

海埜 あとは相続が発生して登記をしなきゃいけない場合と、登記費用のことで、他の事務所は高いから「どんなもんですかね?」っていう相談を受けますね。

倉沢 セカンドオピニオン的な感じですよね。

海埜 そうですね。それと会社の登記も半分くらいありまして。

倉沢 ありますよね。今はたくさんの方が起業されるかと思うんですよね。

海埜 はい。いま国のほうが起業を促進させる感じというか。起業したいという方からの相談は多いですよね。そこもやっぱり、できれば初期費用は抑えたいっていうのはあって。できる限りご要望にお応えする感じでやっています。

倉沢 相談者に近い感じがして素晴らしいですね!

「家族信託」を必要としている人のために

倉沢 海野先生は家族信託の専門家とありますけど、相続前の前段というか、なぜ遺言が必要かとか、今まさにリアルタイムで私の友人で悩んでいる方がいまして。昨日弁護士と税理士と保険の方が商店街でセミナーをしていまして、相続税対策の話をしたんですけども、基本的に亡くなったり、意思を発信できなくなったりしてから相談されるケースが多いんですよね。そうすると対処のしようがなくなってしまう。

海埜 そうなんですよね。

倉沢 その前段をやっているというのは、非常に嬉しいサービスというか。

海埜 でも結構難しさがあって、やっぱり「相談しよう!」っていう方がまだ少ないんですよね。「全然まだまだ俺はいけるのに!」っていうことだと思うんですよね。

倉沢 ケースとしては、「まだまだできる!」って言った方が、突然脳がやられてしまったりして、意思確認ができなくなってしまう。

海埜 それは一番困っちゃうパターンですね。

倉沢 でも、こういうサービスがあるとすごく嬉しいですし、起業される方とか、私と同じ立場の方がすごく安心されると思うんです。この家族信託に一番力を入れていらっしゃるんですか?

海埜 そうなんですよ。結構、継続して家族信託っていうものは発信し続けていて、ちょこちょこ相談には乗ったりしてますね。ただ、これの説明をするときって結構難しいんですよ。「もし、こうなっちゃったらこまるよね?」っていう不安を煽るような言い方になってしまっていて…。

倉沢 確かにそうなりますよね。

海埜 不安を煽るやり方はちょっと良くないなと思い始めているんです。それよりは、積極的に次世代へのバトンタッチを「未来を見て、ものすごくポジティブに考えていきましょう!」っていう風にしたくて。

倉沢 素晴らしいですね!

海埜 なので、相続って言うと下がりがちなトーンになっちゃうので、そこを変えていけないかなと。家族信託っていうことと合わせて、ポジティブなイメージに変えていけないかな?って作戦を考えているところなんです。

倉沢 素敵ですね~。暗くなりがちなテーマですものね。確かに、不安を煽るような言い方をする法律家の方は多い気がします。

海埜 そうですね。でもそれって人としてなんか違うなっていう感覚があるので…

倉沢 (笑) 商売だけを考えるのではなく、本当にお客様のためにアドバイスをするっていうことなのかな。弁護士の方は最近すごく商売商売されてるなという印象がありますけど、弁護士さんのことをよく知らないと相談したい気にはならないですもんね。

海埜 商売のことも考えなくはないですけどねー。

倉沢 私はこういう仕事のしかたをしている方を探していました!

海埜 そう言っていただけると本当に嬉しいですね。
ただ、家族信託って言うと、司法書士とか弁護士とかの間では「最近流行ってきてるよね~。流行りに乗ったんだね~」みたいな捉え方なんですよ。

倉沢 なるほどなるほど(笑)いそういそう。

海埜 そういう面もなくはないですけども、悪いものだったらそんなに勧めないし、いいと思ってやってますよ、っていうことは申し上げます。

倉沢 流行りに乗られてやっているという方の中にも何種類かいらっしゃって、相手の方の幸せを考えてやっていただく方と、本当に流行りにだけ乗っている方といらっしゃいますもんね。

海埜 必ずしも家族信託でなくてもいいお客様もいらっしゃいますからね。任意後見だけやっておけば最低限なんとかなるよっていう方も結構いますので、もちろん無理に勧めるということはないですし、まず「どうしたいの?」っていうところから、ですよね。

倉沢 でも、どうして家族信託を全面に押し出してやろうと思ったんですか?

海埜 最初は全然知らなかったんですよ、家族信託を。知り合いから「おもしろいセミナーがあるから入ってみなよ」と誘われたのが家族信託のセミナーだったんですね。そこで講演されてた方が司法書士だったんですけど、それを聞いて「いいじゃん!」って思ったんですよ。これは絶対必要な人がいるし、おもしろいんじゃないかと。

倉沢 なるほど。

海埜 あとは、独立したての時は自分の個性を出したほうがいいよって言うじゃないですか。とりあえず、いいって言われることは全部やってみようと思って、自分の色を出す意味でも登記以外に何かあったほうがいいと考え、家族信託でやってみようか、と考えたっていうのが最初ですね。その頃はまだ勉強不足だったんですが、やっていくうちに実績ができてきて、自分のやり方っていうのも最近はできてきたとこですね。

倉沢 家族信託をやってきて一番良かったと思うのはどんな時ですか?

海埜 実感は正直なくてですね、継続的な契約なんですよね、家族信託って。なので、今まで担当したお客さんっていうのは、まだ元気なんですよ。

倉沢 (笑)

海埜 まだ本人が口出ししたりできる状況なんですけど、それができなくなったときに効果が出てくるんですね。家族信託を組んでいるからこういうことができたよ、っていう事例がまだないんです。まだ家族信託自体も新しいので。ただ、家族信託をはじめて、安心感を得てもらえたっていうのは良かったことになるかもしれませんね。

倉沢 相談される皆さまは事務所に来るんですか?

海埜 私は結構行っちゃいますね。ご本人とお子様と同時に会えますし。委任状をもらって役所に手続きをしに行ったりもしています。

倉沢 出張範囲はどのくらいまでですか?

海埜 今のところは都内までが多いですけど、地方の方からの依頼も多いんです。熊本とかから電話がかかってきたりとか。地方にはまだ家族信託をやっている事務所が少ないんだと思うんですよね。税理士さんから聞いて、ネットで検索して、私のところにかけてくるというのが多いみたいです。全国的な関心は高まってきているのを感じますね。

倉沢 望まれているサービスということですね。相続よりもわかりやすいですし、揉めなくて済みますから。

海埜 そうだと思いますね。特に会社を引き継ぐ時などには一番役立つと思いますね。

仕事で充実感を得られる!仕事は私のライフワーク

倉沢 あらためて、海埜先生の経歴を教えていただけますか?

海埜 青森県の出身で、大学では仙台に行きました。資格を取ったのも仙台ですし、結婚相手と出会ったのも仙台でした。その後は大阪・つくば・柏など各地で司法書士の事務所で働き、それから東京にやって来た感じですね。

倉沢 司法書士の事務所でのお仕事はいかがでしたか?

海埜 司法書士の世界は職人の世界で、男社会なんですよ。特に大きい事務所ほど。

倉沢 そうなんですね!

海埜 なのでいろいろな葛藤がありました。仕事をやりたい意欲と、育児をしたい意欲の両立が難しいんです。出産で給与を下げられたりもしましたし、いろいろな葛藤がありました。それで、「じゃあひとりでやってみようかな?」というところに行き着きました。もっと仕事をしたかったんですよね、当時は。

倉沢 理解できます。なんとなく。ちなみに、仙台で資格をとったあと何年くらい実務で働いていたんですか?

海埜 通算すると6年くらいですね。H19に資格取得。大学卒業後2年後で資格取得。

倉沢 でもそれってすごいですよね。2年で取得。

海埜 ここで決めなきゃ、一生フリーターだなと思って。親から仕送りしてもらったりもしていたんで、頑張りましたね。

倉沢 素晴らしいですね~。

海埜 女性でも男性でもそうだと思うんですけど、エネルギーの出しどころを見つけられたらそれでいいんじゃないかと思っているんですよ。それが人としての喜びと言うか…。

倉沢 そう思います!そのエネルギーは消化するものなんですよね。消化すると、お客さんが喜んでくれて、自分もハッピーになる。

海埜 そうですね。それが最近やっと飲み込めてきたんですね。相手が喜んでくれて、幸せになったならば、こっちも嬉しいというのは自然なことなんだなーって。

倉沢 逆に先生から私に聞きたいことってありますか?

海埜 えーっと、ご家族って今は……?

倉沢 私は41歳、独身です!

海埜 あっそうなんですね!

倉沢 結婚もしたことないんですよ。だからうらやましいです!一回くらいしてみたほうがいいな~とは思います。

海埜 うらやましい(笑) じゃあ、これから……?

倉沢 これからの可能性も少しはあるかもしれませんね(笑)

海埜 えっ、じゃあ仕事に集中しすぎて?

倉沢 まあそう言っていただけるとありがたい(笑)

海埜 仕事はやっぱり楽しいですか?

倉沢 楽しいですね!昔はお客様からのご依頼があって、物件を見つけて差し上げるっていうところがすごく嬉しくて、幸せになってもらえると思ったのが、今は割と仕事の内容が濃くなってきて、ご依頼いただく内容の深さがすごく深くなってきて。その中で単なる幸せじゃなくて、関わるまわりの方々もみんなハッピーになってもらいたいな~って。すごく曖昧な表現なんですけど、ハッピーになれる=自分たちがきっちり仕事をしているからという認識なんですよね。

海埜 ああ~、いいですね~。

倉沢 仕事でそういった充実感を得られる、ライフワークになっている感じですね。

海埜 不動産業界で女性の方って多いですか?

倉沢 最近増えている感じがします。若い方たちで特に多いですね。

海埜 本当に大手のところだと、普通に女性の営業の方とかいらっしゃるんですけど、社長業で、不動産で、女性って本当なんかバリバリのイメージっていうんですかね。

倉沢 全部なぎ倒すような感じがありますよね(笑)

いつでも冷静になれるから窮地に陥っても大丈夫!

海埜 やっぱりご苦労されている部分とか、こういうのがつらかったとかってありますか?

倉沢 私は一切苦労と思わなかったんですけど、他人が聞くとびっくりしますね(笑)泣いてたこともありますけど、「あ~いい経験だったな~」ってプラス思考でなんとかなっちゃうんですよ。すごい窮地に陥っても大丈夫なんです。

海埜 へ~!すごい窮地っていうのが気になりますね。

倉沢 本当に窮地に陥ったときって助けてくれるんですよね、まわりの方が。助けてとは言わないんですが。先生は苦しい時にはどうされてますか?

海埜 私はあまり「やるぞー!」っていうアドレナリン系の感じではないんですよ。やる気がないわけじゃないんですけど。

倉沢 (笑)なんでも受け止められる感じですか?

海埜 そうですね。まず受け止めますね。問題だけを見ちゃうと上がり下がりが激しくなっちゃうので。

倉沢 感情の起伏は激しい方じゃないですか?

海埜 泣いちゃう時とかもありますけども、それはでも一瞬ですよね。泣いちゃっても10分くらい。

倉沢 すぐに慣れるというか。

海埜 そうですね~。感情的になるよりは、切り替えるんですよ。

倉沢 さすがですね。冷静になれないと、ご家族に何かあった時に一緒に泣いちゃったりしちゃうじゃないですか。そうすると冷静な判断ができないと思うんですよね。

海埜 それはあるかもしれないですね。

倉沢 常に冷静でいるっていう意識があるのがいいですね。

海埜 ある程度共感っていうのは必要なんですけどね。

倉沢 先生のように女性で独立をしている方やこれから独立を考えている方は、今後多くなると思うんです。その方たちになにかアドバイスがあれば教えていただきたいなと思うんですけど……。

海埜 ひとりで頑張っちゃう人は結構多いと思うんですけども、適当に頼るとか甘えるとかしたほうが絶対にいいんですよ。そのくらいがちょうどいいと思います。「これ言ったらいけないんじゃないかなあ?」とか考えるんじゃなくて、「やってくれないかなあ」と思うくらいでいいんですよね。家のこともそうだし、仕事に関してもそうだと思います。

倉沢 先生が昔、まわりを頼らずにやられたからそう思うんでしょうか?

海埜 私は結構「こうするべきだ」というのを強く持っちゃうタイプだったんですね。自分ひとりの力で稼いでいくべきだ、みたいな。まあ稼ぐのは稼がなきゃいけないなとは思うんですけど、人に甘えちゃいけないって強く思い込んでる女性って結構いるんですよ。でも結構女性の柔らかさというか、ふわふわした感じというのは特権といえば特権じゃないですか。

倉沢 はい、はい。

海埜 だからあまり男性的にガチガチいくよりも、いい意味で、適当に甘えるくらいでいると、うまくいくと思います。

倉沢 理解できますよ、すごく!今日はありがとうございました!

対談を終えて・・・

この映像・情報は 2015年12月 当時のものです

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倉沢 涼子

倉沢 涼子 Ryoko Kurasawa

1974年8月22日生まれ
群馬県昭和村出身
現・世田谷区 千歳船橋在住 ・わくわく世田谷不動産 代表取締役
・千歳船橋参商会 副理事長(理事会2期目)
・地域密着ビジネスコンサルタント(ロゴ商標登録済)
・NLPプラクティショナー 受講生
わくわく感と安心感のある不動産取引 で取材実績、TV出演実績多数あり。世田谷の不動産エージェントとして 活躍中!

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