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伝説の貿易商、ルソン助左衛門!時代を超えた魅力を持つ、そのビジネス精神とは…

2016.6.24
ビジネスアイデア

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今回は、貿易商など輸入、輸出にかかわる方に是非読んでいただきたいビジネス記事です!

真田丸にルソン助左衛門が出る!?

往年の大河ファンなら1978年に放送されたNHK大河ドラマの「黄金の日々」を覚えているのではないでしょうか?あれから、もうじき40年になろうとしています。このドラマの主人公は呂宋(ルソン)助左衛門。そのルソン助左衛門が現在放映中の大河ドラマ「真田丸」にも登場するというニュースが「黄金の日々」を知る世代を喜ばせているようです。ということで、今回はルソン助左衛門について考えてみます。

松本幸四郎が演じるルソン助左衛門

さて、黄金の日々でルソン助左衛門を演じたのが若き頃の松本幸四郎です。当時は六代目市川染五郎でした。若い人には女優の松たか子のお父さんと言ったほうがわかりやすいかもしれないですね。今回、真田丸のルソン助左衛門役も実は松本幸四郎が演じます。40年近い時を経て、再び助左役をするなんてビックリですよね。往年のファンが喜びそうな演出だと思います。

黄金の日々が放送されるまでルソン助左衛門という歴史的人物を知っている人なんてほとんどいなかったのではないでしょうか?また、それ以後も時代劇に登場するようになったわけではありませんから、黄金の日々の助左が与えたイメージがそのままルソン助左衛門のイメージとして定着していると言えます。では、ドラマの中で助左はどのように描かれていたのでしょうか?

黄金の日々の助左のイメージ

「黄金の日々」は1963年に始まったNHK大河ドラマの16作目の作品です。平均視聴率は25.9%で、これは当時としては16作品中、「赤穂浪士」、「太閤記」に次ぐ、3番目に位置しています。これらの点からも人気作品であったということがわかりますよね。人気のある大名や武将を主人公に据えるのではなく、ほとんど無名の商人が主人公ということで、NHKとして思い切った作品。これは放送する作品を決めるさい、かなりの冒険だったのではないかと思います。また、フィリピンでのロケなどもあり、そうした意味でも異色の作品でしたが、結果的には大ヒットだったと言えるでしょう。

国内にとどまらず、国際的に活躍を見せた助左。豊臣秀吉と密接な交流を行いながら、次第に対立し、自由都市堺を守るために立ち回る姿に多くの人たちが共感したことがヒットの要因でしょう。根津甚八演じる石川五右衛門は秀吉の命を狙って潜入しましたが、失敗。そうした実力行使で対抗するのとは違い、商人である助左は知恵を絞って頑張ります。最終的には国外追放ということになりましたが、権力に屈しない姿が魅力的だったわけです。

ルソン助左衛門の実像は?

さて、このようにドラマのイメージがすっかり定着しているルソン助左衛門ですが、実像はどうだったのでしょうか?一般的には納屋助左衛門と呼ばれていて、別名、魚屋(ちや)ということもあった助左衛門ですが、現在のフィリピンなどとの交易で巨利を得て、商人としてのし上がりました。当時、珍重されたルソン壺などを秀吉に献上したことでも知られています。そうしたフィリピンとの関係から呂宋(ルソン)助左衛門と呼ばれるようになったようです。ですが、実は生没年もよくわかっていない伝説の商人というのが実際のところです。

フィリピンとの交易で大商人になったこと、貿易で得た珍しい品を秀吉に献上したこと、派手な生活を秀吉にとがめられたこと、政治的な圧力から海外に移ったこと、などが大体の実像と思われます。海外に移住した後は、最初はフィリピン、その後はカンボジアに渡り、その地で亡くなったと言われます。

封建時代において、商人は公的な記録にはあまり表れないことから、ほとんど活躍がわからないわけですが、そうした点から逆に自由な脚本が可能となったと言えるでしょう。助左衛門を始め、石川五右衛門、杉谷善住坊など庶民が活躍する黄金の日々ができた背景はそこにあると言えます。

世界に勇躍するビジネスマンとして助左の再評価

以上、実像がほとんどわからない伝説の商人であるルソン助左衛門について述べてきました。江戸幕府によって鎖国が実行される前、日本はアジア、ヨーロッパ諸国と盛んに貿易を行っていました。実はこの時代は世界史的に言うと大航海時代に当たります。スペイン、ポルトガルといった国々が世界に進出していった時代。その余波が遠い極東の国であった日本にも影響を与えます。鉄砲やキリスト教の伝来がその代表的なものと言えるでしょう。

世界が急速に緊密化しつつあった、この激動の時代に日本の商人が世界を舞台に活躍していたわけです。荒海を乗り越えて、はるばる異国に渡っていくチャレンジスピリット。いつ嵐に見舞われ、命を落とすかもしれない中でのビジネスに対する覚悟。これは現代のビジネスマンも見習うべきものだと言えるでしょう。

武士が頂点に君臨して、民衆を支配する封建時代。そんな中、国際貿易で活躍した商人の象徴がルソン助左衛門と言えるかもしれません。「真田丸」に助左が登場するのを機に、世界を舞台に勇躍するビジネスマンとして助左の再評価が行われても良いかもしれませんね。

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