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フェイスブック、ツイッター、、、メンタル面からみるSNSの効能と弊害

2016.2.14
LINE SNS ツイッター フェイスブック メンタルヘルス

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すでに多くの人にとって欠かすことができなくなったSNS、フェイスブックやツイッターなどその利用者は止まるところを知りません。SNSの普及は私たちに新たな効能を与えてくれる一方、思わぬ弊害をもたらしてしまうこともあります。

SNSに関係する興味深いアンケート結果を紹介します。旅行会社が実施した調査によると、男性の一人旅がここ数年の間で増加しつづけているといったものです。
その理由として挙げられていたのが、SNSの普及によって一人でも寂しさを感じることが少なくなったというものです。いつでもSNSで他者と繋がることができるという安心感で、一人旅をするのが苦痛ではなくなったというものです。

SNSは物理的なハードルを越えて他者と関わることができるので、孤独感を減少させてくれる効果があります。孤独感は喫煙や飲酒よりも健康のリスクが高いとWHOが発表しました。SNSは今の時代だからこその孤独に対する対策になるのです。

このようにSNSの普及による恩恵の最たるものが、私たちはいつでも他者と繋がることができるという安心感を手に入れることができたことです。SNSが与えてくれる恩恵はそれだけに限りません。

SNSでは好きなときに好きなことを発言することができます。楽しいことや嬉しかったことだけに限らずに、悲しいことや辛いこともまた発言できます。メンタルヘルスに恩恵があるのは悲しいことや辛いことを発言できることです。

自身の悩みについて理解することは心理療法においては基本になります。そのために必要なのが、まず一度その思いをアウトプットし冷静になる機会を得ることです。たとえ誰かと話すような機会を得られなくても、SNSではそれが気軽に行うことができるのです。そうした発言の場を持っている、ということはそれ自体がメンタルヘルスの強い味方になってくれるのです。

これまでSNSが与えてくれる恩恵を見てきました。その一方で、SNSには思わぬ弊害を生みだすことがあります。時には恩恵を上回って深刻な弊害を生じる場合もあるのです。それについて見ていきます。

SNSはたえず更新されつづけています。それがSNSの魅力ではあるものの、その性質のせいで辞めどきを見つけられないいことも多々あります。それが深刻化・常習化したときはネット依存症に発展してしまう危険性があります。厚労省によると成人のネット依存者は今ではアルコール依存症よりも患者が多いと言われます。ネット依存者は270万人ほどで、一方でアルコール依存症は80万人。なんと3倍以上もネット依存者の数が多いことになります。これはけっして他人事ではないということです。

またSNSによる睡眠不足の被害も報告されるようになりました。
ベッドに入ってからもつい更新されるSNSを見てしまうことで、交感神経が活発化してしまい、睡眠時間が減少するだけでなくさらに睡眠の質までもが低下してしまいます。睡眠は身体を休めるために必要不可欠なもので、寝不足は二日酔いと同じくらいの能力低下を及ぼすことが分かっています。さらに近年、増加しつつあるうつ病の原因の最たる理由が睡眠不足によるものです。その睡眠を妨害するSNSは使い方によっては非常に危険なものなのです。

最後に誰もが陥りかねないSNSの弊害を紹介します。
SNSでは簡単に他者と繋がることができるようになり、そのおかげで孤独感を和らげることがあると書きました。そこまではいいのですが、人間の性質上、SNS上においてさらなる心理的な欲求を求めてしまうことがります。しかしさらなる欲求の所属欲求や承認欲求といったものはSNSで実現することは非常に難しいのです。

人間はコミュニケーションをする際に、言語と非言語を使ってやり取りします。言葉だけでなく相手の表情や口調もメッセージとして受けとっているのです。言葉と表情や態度が異なったときに、人間は非言語の情報を重要視することも知られていて、これはメラビアンの法則といわれます。

SNS上でのコミュニケーションはあくまで言語によってのみ成り立ちます。そのせいで褒められたり認められたりとしても、言語による情報のみでは人間はその確信を得ることはできません。メラビアンの法則にあるように実際に相手と向き合うことでコミュニケーションは成立したといえるのです。それゆえにSNS上で心理的な欲求を実現しようとしても、それはどうしても中途半端になってしまい、さらに不足感を生じさせてしまいます。これではいつまでも実現されない欲求をかかえることになり、その不足感が不安やストレスを引き起こすことで、メンタルヘルスに悪影響を与えてしまうのです。

以上、SNSをメンタル面から見たときの効能と弊害を見てきました。
SNSは、効能を受けとり弊害を避けるような使い方ができれば、非常に便利なツールであることには間違いありません。SNSを適切に使用できるならば、私たちは孤独感を和らげメンタルヘルスにいい効果を期待できます。

しかしまた弊害もあります。その弊害の原因の多くが、自分でSNSを利用するのをコントロールできていないことから生じています。ネット依存症も、睡眠不足も、心理的な欲求不足も、どれも過剰なまでにSNSを使用してしまってい点で共通しています。

これからもSNSとうまく付き合っていくために、自分がSNSの弊害に陥っていないか再度見直して、もしそうであるならば被害が深刻になる前にあらためて検討してほしいものです。いずれSNSは使用するか使用しないかといったものではなく、インフラとしてどのように使用していけばいいかといった段階になるのでしょう。そのときに注意事項をしっかりと把握しておくのは大事であることは間違いありません。

(Edited by S)

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