ホーム > ビジネス&起業の総合サイト > 体と心 > マインド > 信仰がメンタルにプラスに働く場合 

信仰がメンタルにプラスに働く場合 

2016.2.12
イメージ ビジネス思考 プラシーボ プラセボ効果 ポジティブ メンタルヘルス

GGG

思い込みの力がメンタルヘルスにとって効果を及ぼす実験としてプラセボ効果などがあることはご存じかもしれません。さらに思い込みの次の段階にあたる信仰はさらにメンタルヘルスに素晴らしい効果をもたらすことはご存知でしょうか。

ある研究で、信仰心の厚い人はうつ病の治療効果がそうでない人に比べて2倍ほどあると分かっています。さらにその信仰心は宗教に限ったことではなく、何かしらの信仰の拠り所があったときも効果が高まったそうです。

さらに極限の環境でさえも信仰心の効果によって耐えることができたケースもあります。ヴィクトール・E・フランクル による「夜と霧」の作者が語ったことで、作者は戦争時代に強制収容所に入れられてしまって命が脅かされるほどの過酷な日々を余儀なくされたとき、そこで体験した苦痛にも意味がある、まだ希望があると信じることで耐えることができたと語っています。

現代社会ではメンタルヘルスの問題がさかんに取りあげられはじめました。そのとき何か信じるものがあるというのは精神をケアするために非常に有効になることは間違いないでしょう。

このように信仰は多大な効果を発揮します。しかし、この信仰にも意外な落とし穴があるのです。

その落とし穴とは、同じ信じるという言葉を使っていても”信仰”と”信用”はまったく異なるということです。
アドラー心理学によれば、無条件に信じることが”信仰”である一方、条件を付きで信じることが”信用”にあたります。

なぜ信用になってしまうのが落とし穴になってしまうのか。それは信用が何かを期待を込めて信じようとする態度であり、その期待が裏切られたときにはその分だけ被害を生じてしまうからです。信用は諸刃の剣になってしまいかねません。

信仰は一方、どのような結果になったとしても信じようとする態度であり、たとえ裏切られたとしても受け入れることができ、その態度は変わることはありません。

またアドラー心理学ではこの無条件の信仰こそが、対人関係を改善して、横の関係を築いていくための手段として紹介されています。まず相手のことを無条件で信じること。その態度を示すことが友好な対人関係を築くうえで大事になってくるのです。ちなみに、ここでの信仰はアドラー心理学においては信頼とも表現されています。

ここまで見たきたように、信仰が秘めている力は、メンタルヘルスに限らず対人関係においてもプラスの効果をもたらします。しかし、このときに注意しなければならないのが、そのような効果を期待して信じることは良くない、ということです。何かを期待してしまうとそれは信用になり、信仰とはまったく別物になってしまうからです。

ですので、良いことも悪いこともあるかもしれないが信じてみよう、という純粋な信仰心を持つことが大事であり、そのとき信仰心はきっと私たちの生活や仕事のいたるところでプラスに働いてくれることでしょう。

(Edited by S)

※起業時、独立時の店舗物件のご相談は倉沢涼子まで

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
アンケート調査
  • 0
  • 0
  • 1